人間の体内時計が25時間なのは本当?”25時間”の理由は?

公開日:  最終更新日:2015/05/13

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taina

人間の体内時計は25時間と言われています。

なぜ?25時間なのか?地球の自転は24時間なので、

人間の体内時計も24時間であっても何の問題もないはずです。

でも、なぜ人間の体内時計は25時間なのでしょうか?

 

この疑問はずっと科学者を悩まし、いろいろな実験がくり返されてきました。

最近では実験の精度も上がり、人間の体内時計の秘密が明かされようとしています。

体内時計が25時間の理由と体内時計に関する最新の研究の結果をお伝えします。

人間の体内時計は25時間、その真偽は?

インターネットを探してみても、

「日本睡眠医学協会」のホームページにも

人間の体内時計は25時間と書かれています。

 

「独立行政法人産業技術総合研究所」のホームページにも25時間と書かれています。

医学部で使う書籍にも人間の体内時計は25時間と記されています。
ただ、この10年間で体内時計に関する実験の精度が上がり、

今までとは違う見解が発表されるようになって来ました。

その見解とは、ちょっと驚く事実ですが、

人間の体内時計は「25時間ではない」ということです。

 

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人間の体内時計は25時間ではなかった。

医学部の学生が学ぶ書籍にも25時間と書かれているのに、

何故24時間が正しいといえるのか?

実はここ4、5年の書籍では「体内時計は24時間」と書き換えられてきています。

このように書籍の内容が変わってきたのは、

1999年サイエンス誌に投稿されたアメリカハーバード大学の論文結果からです。

この論文は医学会に大きな衝撃を与えました。

 

ハーバード大学の実験は、今まで行われていた実験とは異なり、

人間の体内時計を正確に測る方法で試されたのです。

この実験で得た結果は、

「人間の体内時計は24時間11分である」ということでした。

 

その後、

日本でも国立精神神経医療研究センター精神保険研究所の三島和夫先生が

ハーバード大学と同様に実験行い、「日本人の体内時計は24時間10分である」

との実験結果を発表しました。

 

最新の研究では人間の体内時計は約24時間で、

25時間でないことが証明されたのです。

 

では、人は皆、体内時計は24時間なのか?

この問題については個人差があります。

24時間に近い人、24時間より長い人、さらには24時間より短い人もいます。

平均して24時間10分という結果です。

ここで興味深いのは、ハーバード大学の実験結果と

日本の実験結果がほとんど一緒ということです。

 

アメリカ人は24時間11分。

日本人は24時間10分。

これは偶然ということもありえますが、

人種によって体内時計の差はないとも解釈できます。
人間の体内時計は地球の自転とほぼ一致していたのです。

 

なぜ、今まで人間の体内時計は25時間と言われてきたのだろう?

この問題には実験の方法が挙げられます。

人間の体内時計の実験が始まったのは、1960年代です。

この頃の医学界では、人間の体内時計は周囲の影響、

特に光の影響を受けにくいと考えられていました。

人間が影響を受けるのは社会的なニーズが大きい、

こう考えられていたのです。

 

ですから洞窟のように外界と遮断された場所で実験が行われていたのです。

しかも普通に生活ができるように照明も装備されていました。

人間は太陽の光によって体内時計を調節します。

しかし、人工の光にも影響を受けます。

 

60年代の実験では、洞窟に装備された人工の光によって、

体内時計がずれていき、結果25時間であるとの報告が生まれたのです。

 

では、現在の実験方法はどうなっているのだろう?

現在は人間の体内時計は光の影響を大きく受けるということが分かっています。

ですから、最小限の光源だけにし、

さらにその光源からの光の影響も受けないような配慮がされています。

光を遮断したいなら、洞窟など真っ暗な所で実験をすればいいのでは?

こんな疑問も湧いてきます。

 

しかし、真っ暗闇では人間の行動に支障が出ます。

それに真っ暗闇は怖いですからね。

ですから生活するのに最小限の光を使っているのです。

私が被験者で、真っ暗な洞窟の中にたった一人で放り込まれたら、

実験などではなくなってしまいます。

 

☆では、なぜ日本ではいまだに専門家も25時間と言っているのでしょうか。

これは、まだまだ新しい実験結果が認知されていないからです。

先にお伝えしましたように、医学部の学生さんが学ぶ書籍も

4、5年前から「人間の体内時計は24時間」と書き換えられています。

いずれ時間とともに24時間との認識が高まるでしょう。

 

体内時計はみな一緒なのだろうか?

体内時計には個人差があります。

ほぼ24時間の人、
24時間以上の人、
24時間以下の人。

ただ、体内時計が24時間に近い人は、睡眠などのパターンが決まりやすく、

朝起きるのも苦になることが少ないのです。

24時間から外れる時間が多くなるにつれて、

時間とのずれがでて睡眠不足などの悩みがでてきます。

 

また、現代の朝の光を浴びにくい生活も睡眠不足などの悪影響があります。

人間は朝、太陽の光を浴びることで体内時計をリセットします。

また夕方、暗くなることで改めてリセットします。

こうやって24時間のサイクルにあわせているのです。

自分の体内時計がどうなのか?

 

その前に朝の光はしっかり浴びる。

できれば夕方も外に出て暗くなってきたことを体に教える。

このような工夫ができれば、体内時計もきちんとリセットしてくれます。

 

体内時計が25時間と言われていたころは、人類の起源は火星ではないか?

とも言われていました。

そんな素敵な発想ができなくなったことは少し残念ですね。

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